「いいね!ときがわ」を初開催しました!
2021年12月4日(土)8:30~16:00、ときがわネットワークとして初めて企画した「いいね!ときがわ」を開催しました。
このイベントは、地元ときがわ町の中学生に町内のいろんなところを巡ってもらい、参加者自身がお気に入りの場所やものをカメラで撮影してもらうというものです。
子どもの視点から見たときがわ町の姿を知るとともに、子どもたちにときがわ町について知ってもらうことを目的にしています。
当日のスケジュールは以下のとおりです。
1日のスケジュール
8:30 都幾川公民館に集合
8:40 写真講座(自分発見、カメラの使い方、写真の撮り方、撮影練習)
10:30 くぬぎむら体験交流館(撮影、ひもかわづくり体験、昼食)
12:25 越沢稲荷の大杉(徒歩移動、撮影)
13:40 慈光寺(撮影)
14:40 三波渓谷(撮影)
15:15 明覚駅(撮影)
15:50 都幾川公民館にて振り返り、終了
イベントスタート!「写真講座」
今回は都幾川中学校、玉川中学校から3人の生徒さんにご参加いただきました。
イベントでの呼び名はそれぞれ「ジョニー」「たもっちゃん」「タケ」です。
付き添いとして2人の保護者の方も参加されましたが、あくまで親は付き添いで基本は「見守る」(口を出さない)ことをお願いします。
なお、この日の内容の進行は、ヒモメモリパブリッシング事業を手がけている株式会社ヒト(川越市)の下机さん、江森さん、赤熊さんにお願いしました。
(ありがとうございます!)
まずは「写真講座」。
写真講座といいつつ、最初にやってもらったのは「自分発見シート」の記入。
普段の自分はどんなことが好きなのか、どんなものが気になるのか、どんなものを撮ってみたいか、まずは自分と向き合ってもらいます。
「自分発見シート」から
●ジョニー
・2年生
・自分をたとえると「草」・・・自由、気づくといろんな環境にいる
・ときがわ町の好きなところ・・・森が多い
・自然の中で遊ぶのに憧れていたが周りの目が気になってなかなか勇気を持って踏み出せなかった。このイベントに誘われたのでチャンスだと思って参加した
・ときがわ町らしさ・・・人が優しい、知らない人にも挨拶してくれる、嬉しい、ホッとする
・撮ってみたいもの・・・植物、風景
●たもっちゃん
・3年生
・自分をたとえると「猪突猛進」・・・興味のおもむくままにいろいろやってきた、やっれから考えるタイプ
・写真には以前から興味あったがやったことない
・ときがわ町の好きなところ・・・みんな優しい、近所の人がいろんなものをくれる
・ときがわ町らしさ・・・自然がいっぱい、コロナでプールにいけなくても川がある
・撮ってみたいもの・・・普段歩いているだけでは気が付かないこと、カメラならでは
●タケ
・3年生
・何をしているのが一番好き?・・・周りの風景をじっくり見ること、通学路で季節や風景の変化に気づく
・ときがわ町の好きなところ・・・通学路
・ときがわ町らしさ・・・静か、平和、クラクションの音が大通り以外は聞こえない、イライラしている人が少ない、都会はだいたいうるさい(池袋とか)
・撮ってみたいもの・・・自然
なかなか個性的な3人です。
これからが楽しみです!
写真を撮る上でのポイントは「光と観察」
写真を撮る上で大切なのは「光と観察」というお話がありました。
これは超重要な内容です!
メモメモ。
●光の4つの性質
・量・・・明るさ=光の多さ、光がないと写真は撮れない
・質・・・かたい光(=晴れた日)とやわらかい光(=曇りの日)
・色・・・電球の色、夕焼けの色など、「ケルビン」
・向き・・・今日重視するもの、逆光、サイド光、順光、自分が動くことで光の向きを変える
●観察
・自分らしい写真を撮るには?
誰かに気に入られるためではなく、自分が撮りたいと思ったものを撮る
・それにはどうすればいいか?
世界をじっくり観察して、「自分の心が動いた瞬間」を撮る(誰かに伝えるために)
なるほど!
「自分の心が動いたらシャッターを押す」
これは「やりたいと思ったら行動してみる」という事業づくりにも共通するものを感じました。
撮影練習
基本的なカメラの操作を習ったところで、さっそく室内で撮影の練習をしてみました。
みんな思い思いに部屋や建物の中を動き回り、「自分の心が動く瞬間」を探していきます。
私も参加者に交じって気になるところを探していきます。
そうすると「良い写真を撮ろう」という気持ちはいつの間には薄れて、「おもしろいもの」「気になるもの」に意識が向いていったように感じました。
自分だけが発見したものや自分だけが感じたおもしろさをどう伝えるか。
写真はそのための手段なんだということを実感しました。
(私が撮った写真はこちら。)
その後は1人1枚ずつお気に入りの写真を発表し合いました。
目の向け処や構図もおもしろいです!
これからときがわ町内を回るのが楽しみですね。
くぬぎむら体験交流館
最初の目的地は、椚平(くぬぎだいら)地区にある「くぬぎむら体験交流館」。
こちらでは撮影のほか、名物ひもかわづくり体験や昼食休憩です。
まずは思い思いに周りの風景を撮影していきます。
いろいろなものや風景にカメラを向ける子もいれば、一つのものをじっくり見て角度を変えて何枚も撮っていく子もいます。
基本は子どもたちの自主性に委ね、大人は見守ります。
写真講座で学んだことを踏まえて、自分で写真を撮っている保護者の方もいました。
お二人とも住まいは玉川で、くぬぎむら体験交流館には初めて来たそうです。
私も参加者に交じって、しばし撮影タイム。
角度を変えたり場所を変えたりしてみると、いろんな写真になるのがおもしろくて、夢中になってしまいました。
ポイントは「自分の心が動いた瞬間にシャッターを押す」です。
(私が撮った写真はこちら)
ひもかわづくり体験
ひとしきり写真を撮ったら、昼食のために館内へ。
今度はカメラマンから料理人スタイルになって、ひもかわづくりです。
(盛りだくさんのイベントで忙しいのです!)
ご指導いただいたのは、くぬぎむら体験交流館の指定管理者である「泉原集いの会」の坂本さん。
(坂本さん、ありがとうございました!)
慣れた手つきでお手本を見せると、子どもたちと一緒にひもかわをつくっていきます。
さすがベテラン!
見事な技です!(かっこいい)
ここで隠れた実力を発揮したのがジョニー。
なんと家では「マイ包丁」を操るほど料理が趣味だそうで、鮮やかな手つきで野菜を切っていきます。
これには周りの大人たちからも「おー!」と歓声が上がりました。
ジョニーも真剣な表情ながら、自信がみなぎっているように感じました。
ほかの2人も真剣そのもの。
決して早くはありませんが、丁寧に作業していた姿が印象的でした。
最後の煮込みが終わると、緊張して力が入っていたのが抜けたのか、「疲れたー」という声も聞かれました。
それだけ集中していたんですねー。
しばしの食事タイム。
大人も子どもたちがつくったひもかわを一緒にいただきます。
麺は太かったり、細かったりバラツキがありましたが、それもまた食感が変わっておいしい。
熱いひもかわはこの時期格別で、疲れもふっとびました。
ジョニー、たもっちゃん、タケ、ご馳走様でした!
おいしかったです!
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(その2に続く)