日本大学経済学部 川出先生ゼミの鳩山町ふるさと支援隊活動を振り返る
2024年1月10日(水)、日本大学経済学部の川出先生ゼミで、2019年度から実施してきた鳩山町でのふるさと支援隊活動の4年間(2020年度は新型コロナのため活動休止)の振り返り会を実施しました。
私は2022年度から鳩山町ふるさと支援隊のサポートに携わっており、振り返り会の進行役を務めさせていただきました。
ゼミ生の中で活動の中心となる3年生と2年生の23人のうち、18人(うち3人はオンライン)の皆さまに参加いただきました。
ゼミは2年生からということで、3年生は2年間、2年生は1年間の活動を振り返ります。
【過去】5W1Hでこれまでの活動を振り返る
まずは【過去】のパートで、5W1Hで活動を振り返りました。
Where(鳩山町の3地区)、When(2019、2021〜2023年度)を除き、Why、What、How、Whoの順に勧めます。
●Why・・・どんな理由でふるさと支援隊に参加したか(ふるさと支援隊への期待)
●What/How・・・どんなことに取り組んできたか(一番苦労したことと工夫したこと)
●Who・・・地域の人のために・仲間と。地域の人や仲間から言われて嬉しかったこと、評価されて嬉しかったこと
【現在】地域の人への感謝、仲間への感謝、自分の変化に目を向ける
●地域の人たちに感謝していること
●仲間の「すごい」と思ったところ、仲間に感謝していること。
・お互い褒め合ってみる
・マズローの欲求5段階説
●ふるさと支援隊に参加して、自分はどんな変化があったと感じるか
・プランド・ハプスタンス理論
・ふるさと支援隊が「何の役に立ったか」ではなく、そこで自分が何をしたか、何を感じたか
【未来】ふるさと支援隊のこれから、今後の人生
●残り数ヶ月のふるさと支援隊にどのように取り組むか
●今後の人生に活かせそうなこと
事後アンケート
ゼミ終了後にはアンケートも実施しました。
非常に嬉しい回答が届いています。
あまりに嬉しかったので、川出先生にご承諾をいただき、その一部を掲載させていただきました。
特に重要で今後の参考になりそうなご意見にはマーキングしています。
ふるさと支援隊に参加して良かったと思いますか?
【参加して良かったと思う理由】
・普段することのできないボランティア活動をすることができた
・地域の暮らしや日常に触れることができて、自分の将来の暮らしの視野が広くなったと思いました。
・普段の生活ではなかなか経験できないようなことでもあり、地域の人たちと交流できたから。
・地域の人々と交流でき、知らなかったことも沢山知ることが出来たから。
・中山間地域の現状を身をもって理解できたから。
・地域の方々と触れ合うことができたから
・行政的観点からもこのような行事に参加出来てためになった。
・自分は新しいことにチャレンジすることが苦手でしたが、ふるさと支援隊を通して初めての場所に行ったり作業をして、やりがいを感じることができてこれからも奥手にならず、積極的に色々なことに挑戦してみたいと思うことができたから。
・普段関わることのない方々と関わることができ、良い経験になったため
・もともと地域に貢献したい、人の暮らしに関わるような仕事をしたいと思っていたが、その気持ちがより強くなったからです。また、就職活動においてふるさと支援隊の活動が評価されることが多いように感じたからです。
・過疎化や少子高齢化などの社会問題に直面している地域を直接目にすることができ、貴重な体験ができたと考えるためです。
・鳩山町の地元のみさなんとの交流とともに微力ながらですが、清掃活動のお手伝いをできたからです。
・普段交流の少ない高齢の方と交流できたり、日常では経験できないことを体験できたから
機会があれば今後も地域連携活動に参加してみたいと思いますか?
【今後も地域連携活動に参加してみたいと思う理由】
・やりがいを感じることができるため。
・就活の際に発言できることを増やせたらいいと思うからです。また勉強とのバランスをとるのに良いと考えたからです。
・私自身地方の出身なため、地域活動には興味があり、他の地区町村でどのような取り組みをしているのかは興味があるので機会があれば参加してみたいから。
・地域活動をしてみてとても楽しかったから。
・継続的な活動によって地域が活性化していく様子を体験したいから。
・新しい人と繋がれるきっかけが作れたら、新しい人と関係を作ることが楽しいから
・予算を与えられた上での活動をもう少しやってみたいから
・まだまだ苦手だったりできないことは多くあるので、新しい環境に身を置くことでさらに自分の成長に繋がると思ったから。
・地域の方々とのやりとりを通じて活動を組立る工程は将来生きてくると感じたため
・地方公務員を目指しているので、仕事の中でそういった業務ができればいいなと思っています。正直に言うと、仕事以外でボランティアでの活動となると少し億劫ではあります。
・地域交流はとても良い経験になったからです。生活しているとあまりすることがない大豆を育て脱穀することや、自分とは違う年齢や価値観の人とのコミュニケーションはありがたいものであると考えます。
・収穫祭での交流が楽しかったからです。
・交流の少ない高齢者と関わりをもつことで普段の自分にはない新鮮な観点を得られたのでまた参加したいと思いました。
ふるさと支援隊活動全体を通しての感想
・地域の方と直接コミュニュケーションをとることで、問題を身近に感じることができた。
・現地に行った際に、現地の方々から歓迎されている雰囲気を感じたので嬉しかったので、私自身も周りを歓迎する気持ちを持とうと思いました。
・一年間だけですが、ふるさと支援隊に携わって一つの商品を作るのにかかる手間だったり、色々な人が関わるため連絡が滞ったり、大変なことも多かったなと思います。しかし、地域の人たちとの交流ができたことでコミュニケーションをとれたことはよかったです。
・鳩山町について沢山知ることができました。また、沢山の人とコミュニケーションをとる機会が増えてとても楽しかったです! 残り少ないですが、自分に出来ることを考え行動したり、ここだけで終わるのではなく、将来にも生かして行きたいと感じました。
・人や機関と協働する上での課題の発見や地域の現状の確認などを体験できたことは自分の人生において非常に有益だとと感じた。
・普段の日常生活ではしてこなかったであろう、草刈や収穫を体験することができて貴重な経験になった。また地域の方々と触れ合得ることが出来て楽しかった。
・とても貴重な経験をでき、よかったです。
・まずはふるさと支援隊の活動に関わってくれていた全ての方々に感謝したいです。僕たちを受け入れてくれて、何もかもていねいにやさしく教えてくれた地域の方々のおかげで、自分たちはのびのびと活動することができました。新しい環境に身を置いたり、チャレンジすることの大切さを知ることができたので、本当に活動に参加してよかったなと感じています。
・地元の方々の役に立てたかはわからないのですが貴重な体験をさせて頂けて私にとってとても有意義なものになりました。
・活動の中で苦労したこともありましたが、楽しかったことの方が多く、とてもやりがいを感じました。地方公務員を目指しているので将来の仕事の理解を深めることができたのかなと感じます。
・2年生から3年生の間で現地でもコミュケーションやディスカッションする経験はとても貴重な体験でした。とても楽しかったです。ありがとうございました。
・黒大豆の種まきや収穫だけでなく地元の方々との交流ができてよかったです
・実際に過疎化が進んでいる地域を訪ね、現状を知り、それに対する取り組みができたのでよかったです。また、おばあちゃん家も過疎化が進んでいる地域なので経験を活かし地域の方と交流を持ちたいと思いました。
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