まなびしごとLABの風間です。
こんにちはー!
2025年2月26日(水)、ほぼ月イチ夫婦フィールドワークで行田市を訪れました。
これまで何度か忍城には行ったことがあったのですが、恥ずかしながら、街中を歩いたのは初めてでした。
思いのほか(といったら失礼ですが)、楽しかったので気づいたことなどをシェアします。
【この日訪れた場所】
・まちづくりミュージアム
・まちづくりミュージアム周辺の古い蔵や建物(外観のみ)
まちづくりミュージアム

まち歩きのきっかけは、NPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワークさんが運営している「まちづくりミュージアム」を訪れたことでした。
まちづくりミュージアムは敷地の奥まった場所に建てられていて、「ご自由にお入りください」とあったので、てっきり誰もいないかと思ったのですが、蔵を改装したミュージアムに入ると案内係の女性の方が気さくに話しかけてきてくれました。

彼女との出会いから、一気に行田市が身近に感じられるようになりました。
話した内容は、展示されている地図や商品に関することだったり、行田に引っ越してきてからのことだったりしましたが、このまちが好きなんだなあということが伝わってきました。
「最初はすごく嫌だった。上尾から先に行きたくなかったんですよ笑。赤城下ろしが嫌だった。でも長く暮らしているうちに好きになって、こんな仕事までさせてもらえて幸せ」
というようなことをおっしゃっていました。
やっぱりハコモノだけあってもダメで、そこにいる人の存在が大切なのではないかと思います。
こういう方に出会うと、まち歩きをしたくなるし、まち歩きをしたときの楽しさも倍増します。

ミュージアムの2階には、足袋産業の歴史が解説されていました。
足袋づくりのまちというイメージが強かったですが、考えてみれば当然のことで、つくったものは売らないといけません。
そのため、足袋の流通も発達していたんですね。




しかも販路を、競合が多い東京方面ではなく、東北方面に振り向けたというのがランチェスター戦略に通じておもしろいです。
また地域内での協業体制もあったことが書かれていて、地域全体で産業を考えるといろんな姿が見えてくるのだと改めて気づきました。
まちづくりミュージアム周辺散策

まちづくりミュージアムで概要を学んでから、周辺散策に出かけました。
個性のある歴史的な建物は、外から見るだけでも見ごたえがあります。



中には形を変えて利用されているものもあり、興味が湧きますね。
壊すのはお金をかければ一瞬でできてしまうけど、歴史は一度壊してしまうとお金を払っても二度と取り戻すことはできません。
残すと使う。
それを地域の中でどうバランスさせていくか。
維持にもコストがかかるので簡単なことではないですが、地域の人たちで考えていきたい問題ですね。
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