高尾山フィールドワーク
2023年3月22日(水)高尾山のフィールドワークに行ってきました。
高尾山に行くのは実は初めてでしたが、圏央道を使うと坂戸市から1時間もかからず行けるんですね!
あまりの近さにびっくり。
高尾山に向かう道中で、「信者がそこに集まっていたということは、そこに産業が栄えたり、観光客を受け入れるための素地ができるということなんじゃないか」という疑問を妻に投げかけると、妻から、「高尾山はかつては富士講の中継点だったらしいよ」という話をきくことができました。
ときがわ町にある慈光寺も、天台宗の関東別院として栄え、中世期には境内に75か所も宿坊が置かれて、全国各地から修行のためにお坊さんが集まってきたといいます。
そのため、周辺地域には写経に使う和紙やお坊さんたちが飲むためのお茶、建築に使う建具や木工などの産業が栄えたそうです。
広い範囲に影響力のある宗教、信仰は、地域に観光や産業が起こる重要な要素なんですねー。
いろんな地域を訪れる際に、そんなことも想像しながら歩いてみるとおもしろいですね。
行きは登山、帰りは・・・
高尾山の登山道は、メインとなる1号路はすべて舗装されていて非常に歩きやすいです。
というより少し物足りなさも・・・。
途中で売店が多くあって、いろんなものをパクつきながら歩けるのが楽しいですね。
三福団子はくるみ味噌が甘じょっぱくて、表面がパリッと香ばしくて後をひく味でした。
登山というよりは、観光の要素が強い山のようです。
なんと山頂にも売店や食堂がありました。
平日でしたが、外国人の方や大学生らしき方、どこからの保育園の子どもたちで賑わっていました。
天気がよかったこともあって、山頂からの眺めも最高です。
遠くの山並みがよく見渡せます。
見ていると、なんだかときがわ町と変わらないなーと思ってしまいました笑
山の稜線が重なる様子はまさにそのまま。
ただ違うのは人の多さ笑
平日でもこれだけの人が訪れるというのはときがわ町ではなさそうです。
逆に言うと、これだけの人が来る場所だからこそ、山頂でも売店や飲食店が成り立つのでしょう。
ときがわ町で同じことをしてもおそらく成り立たないでしょう。
とにかく多くの人を集めるという形ではない観光の形を考える必要があります。
たとえば、100万人の人に1回来てもらうのではなく、1万人の人に100回来てもらえるようなやり方を目指す必要があるんじゃないか。
そんなことを感じました。
帰り道は妻のたっての希望でケーブルカー笑
ケーブルカー駅付近にあった名物・天狗焼がうまかったー。
黒豆の餡子なんですね。
なんだか食べてばかりでしたが、楽しい山歩きとなりました。