こんにちは。
まなびしごとLABの風間です。

2023年2月28日（火）8:20～12:15、ときがわ町立萩ヶ丘小学校にてICT支援を行いました。

この日は以下のとおり、授業のサポートを行いました。

１限目　１年生（生活）　Jamboardで課題提出
２限目　６年生（算数）　中学校体験入学コース
３限目　２年生（生活）　Jamboardで自分のことをまとめてみよう
４限目　４年生（国語）　JamboardとClassroom活用

１限目　１年生（生活）Jamboardで課題提出

１限目は１年生の生活。

Jamboardを使ったドリル問題に取り組みました。

最初は児童ごとにページをつくり、それぞれあてがわれたページに手書きで書き込みました。

このやり方だと、先生がすぐに各児童がどんなふうに取り組んでいるかを見ることができ、リアルタイムで採点も可能というメリットがあります。

一方で、以下のような課題もあります。

・他の児童のページを見られたり、操作できたりしてしまう
・１ページ目に書かれた問題文を読み返すのに手間がかかる

そこで、次はClassroomの「授業」を使って、Jamboardファイルのコピーを作成して各児童に割り当て、課題を提出してもらうやり方を試してみました。

１年生なのでボタンの漢字が読めなかったり、操作が多くなったりすると混乱するかなと思いましたが、少人数のクラスだったのと、みんなしっかり話を聴いて素直な子たちばかりだったので、大きな混乱なくスムーズに課題にたどり着くことができました。

こちらは若干のタイムラグがあるものの、先生が各児童に割り当てたファイルを開けばほぼリアルタイムで採点することが可能になります。

他の子の回答を見ることができないので、より個別学習の環境をつくることができました。

また、基本的な内容ですが、ファイルを共同編集可能とするための以下の操作はしっかりシェアしていこうと思います。

・ファイルの「共有」で、「制限付き」を「リンクを知っている全員」に設定する
・「閲覧者」を「編集者」に設定する

２限目　６年生（算数）　中学校体験入学コース

２限目は６年生の算数。

特に私の出番はありませんでしたが、算数と数学の違いや算数を使ったパズルについて一緒に考えました。

中学校になると、算数から数学に変わります。

ただ数学で使うものは算数で学ぶことばかりなので、「算数をしっかり身に付けておかないと数学はできない」というお話が印象的でした。

３限目　２年生（生活）　Jamboardで自分のことをまとめてみよう

３限目は２年生の生活。

２年生でできるようになったことベスト３をJamboardでまとめていきます。

できるようになったことベスト３については予め整理されていたので、この日は主に内容にあった画像をページに貼り付けるという作業を行いました。

Jamboardの画像で、Google画像検索から自分のイメージにあった写真やイラストを探して添付してもらいました。

驚いたのは、２年生でローマ字をまだ習っていないのに、既に大半の子がキーボードで文字を入力できるようになっていたことです。

画像の添付方法についても、一度教えただけなのに各自いろんなキーワードを入力したり、写真を背景に設定したりなどを試していました。

やっぱり子どもは覚えるのが早いし、チャレンジをチャレンジとも思わずにどんどん先に行くことができます。

先生がすべて操作を教えようとする必要はなく、むしろ子どもに教えてもらってもいいんだということに気づかされました。

４限目　4年生（国語）　JamboardとClassroom活用

4限目は4年生の国語。

秋田県横手市に研修に行ったK先生が、あちらの小学校の授業のやり方を見て、萩ヶ丘小学校でどんなふうに活かせるだろうかと考えて実践しているやり方を見せていただきました。

まず子ども自身に考えてもらう。
次に考えたことを共有する。
お互いの意見を言い合う。
最後はまた個人に戻し、自分で気づいたことを振り返る。

Jamboardでそれぞれの意見を見える化しつつ、最後はClassroomで各自のノートを共有するなど工夫されていました。

その中で、写真を撮る、ストリームに投稿するなどといった基本的な操作が自然と身に付いているようでした。

また投稿された他の子のノートにも目を通している姿も見られました。

手書きとデジタル、学習の個別化と協同化のそれぞれの良いところをミックスするやり方で、非常に勉強になりました。

まとめと今後に向けて

萩ヶ丘小学校では、タブレットの活用が特別なことではなく、当たり前に使えるようになってきているなと感じました。

また、タブレットを活用すること自体が目的ではなく、ICTはあくまでもツールであり、選択肢の一つであると捉えられているようです。

先生方が一つのやり方に固執せず、少しずつでも改善や工夫を重ねている姿がすばらしいと思いました。

萩ヶ丘小学校の皆さま、ありがとうございました！

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