北本市フィールドワーク

まなびしごとLABの風間です。
こんにちは!

2023年5月31日(水)、寄居町の上田さんにご紹介いただき、きたもと暮らしの編集室の江澤さんのご案内で北本市フィールドワークを実施しました。

(上田さん、江澤さん、企画いただきありがとうございます!)

参加したのは、県北・比企地域で活動するメンバーを中心とする6人の皆さまでした。

この日、見て回ったのは主に以下のとおり。

  • 北本駅前広場
  • 荒川沿いの水辺空間、農地、公園・広場
  • 北本団地、シェアアトリエ、ジャズ喫茶「中庭」
  • 雑木林のあるまちなみ
  • シェアキッチン「ケルン」

フィールドワークの様子

荒川沿いの水辺空間、農地、公園・広場

北本団地、シェアアトリエ、ジャズ喫茶「中庭」

雑木林のあるまちなみ

シェアキッチン「ケルン」

北本団地での取り組み

今回のフィールドワークで特に印象的だったのは北本団地での取り組みでした。

江澤さんからお聞きした内容やお話をお聴きする中で個人的に感じたことを、差しさわりない範囲で書き留めておきます。

まとメモ

●全体
・空家率は意外に低い。1割程度と想定
・自治会加入率高い
・団地を経由地、途中の場所と捉える発想。団地を出ていっても関われる関係性をつくる
・商店街は「共有地」として機能できるのではないかという仮説
・共有地=他者との関係性のある場所、空間
・パプリックとプライベートの間にソーシャルがある
・第3セクターではない。ソーシャルがむしろ先にある
・「お互い様」の精神
・シェア 儲かりづらいけど、潰れづらい
・決まった枠の中ではなく、積極的に横にはみ出す、外とつなげる
・お店がずっとそこにあることで公共性が生まれる。急に新しくはつくれない
・「大きな学生寮みたいだね」
・生活の中で個別に必要なものと、シェアしていくもの
・共同住宅の可能性 学生、高齢者
・多世代交流ではなく、レイヤーの違うコミュニティが複数共存する
・無理やり混ぜない
・「近所」をあちこちにつくる

●空き店舗
・秘密基地をたくさんつくっている感覚
・団地通りかかる人が少ない そこを対象にした客商売は無理
・課題解決とは考えていない。あるから「使いたい」

●中庭
・「中庭」はMUJI×URによるリノベーションで実施。ジャズ喫茶として
・団地の中は車が通らないという強み。中庭っぽい場所

●北本市について
・大学ない、周辺にもない
・北本市は昼間人口少ない。本庄は101%くらい
・がっつり有機より、低農薬。でも近くに無人直売所がたくさん
・いろいろ「ちょうどいい」。でもシティプロモーションしにくい
・「アンドグリーン」

まとめ

ふるさと納税やマーケットなどの噂は耳に入りつつ、これまでなかなか訪れる機会のなかった北本市の取り組みをうかがい知るいい機会になりました。

最後は北本市役所の市長公室の窓口にて、いろんな資料をいただくこともできました。
(Tさん、急な訪問にもかかわらず資料のご準備をいただき、ありがとうございました!)

個人的には北本団地でお聞きした内容は、私の身近にある北坂戸団地でも参考にさせていただきたい内容が盛りだくさんでした(団地の名前も似ているし)。
ぜひ今回の学びを、個人の活動でも活かしていきたいと思います。

江澤さん、長時間お付き合いいただき、ありがとうございました!

また、参加された方々も各地域や組織で独自に活動されている皆さまなので、移動しながらの情報交換も貴重な時間でした。

皆さま、ありがとうございました!

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