ここから武蔵コンソーシアム教育分科会
まなびしごとLABの風間です。
2023年2月1日(水)13:30~15:30、ここから武蔵コンソーシアムの教育分科会に参加者兼進行役として参加しました。
1月25日の産業振興分科会、1月27日の観光・歴史分科会、1月31日の防災・環境保全分科会に続き、最後の4つ目の分科会です。
※産業振興分科会の様子はこちら。
※観光・歴史分科会の様子はこちら。
※防災・環境保全分科会の様子はこちら。
この日の参加者は7名でした。
差し支えない範囲で当日の意見交換の様子を書き留めておきます。
教育分科会メモ
Aさん(大学関係者)
・小学校教員経験あり
・現在は大学教員
・海外好き 50か国以上を旅した
・JICA教師海外研修にも参加
・現地の子たちと防災教育、世界の文化、自然
・帰国後も防災教育
・新人時代 ベトナムでの経験
・ネパールでの防災教育
雨が降るとすぐ洪水になってしまう
インフラが整っていない
避難訓練などの防災教育が行われていなかった
訓練のための訓練ではなく、命を守るための訓練
・熊本大地震や東日本大震災のときは現地へ
・大がかりなものは受け入れする学校側も大変
・助成金なしでも関われることがある ゲスト先生、WSなど
・オンラインでもOK
・お互い負担なくできるといい
私
・発想が非常に広がった
・たとえば
リモート授業、海外の小学校とzoomでつなげる
世界の文化教育 Google Earth、衛星データも使いながら
子どもだからできる地域の防災への貢献の仕方を考える
たとえば高齢者にスマホ、LINEの使い方を教える
・鳩山町の防災課題は情報発信
Aさん
・海外の農村部は通信環境が脆弱
・災害時には通信環境が使えないこともある
・自分の身をいかに守るか
・学校・地域との協働で防災教育やってもいい
・大学で公立小学校との交流をやっている
・比企地域でもできるといい
(私→Bさん)
・たとえば防災教育アプリのようなものはつくれる?
Bさん(民間企業)
・実績としてはないが、十分ありえる
・会社としてはIT人材育成に関心がある
・IT人材育成は地域にとって重要
・会社には育成ノウハウがあるので何かできないか
Cさん(民間企業)
・鳩山高校の事例
昨年6月に、鳩山高校での地球観測衛星データを活用した授業と演習を実施
講師は元JAXA、東京電機大学の島田先生
「難しいけど、楽しい」という感想が多かった
探究型の授業を目指している
コンソーシアムの支援プロジェクトとして実施した
Bさん
・20代のエンジニアが衛星データを使ってどのような開発をしているかを見てもらう
・AIをどのように使っているのか、それまでにどのような作業があるのかを知ってもらうなど
私
・そういったものをつくられたものは目にする機会はあるかもしれないが、できるまでのプロセスはなかなか目にする機会はない
・「AI」 なんとなくかっこいいイメージ
でも実はエンジニアの地道な作業があるというのを知ってもらうこと
Dさん(大学関係者)
・リモートセンター使っている研究者、技術者少ない
・リカレント教育も
Eさん(大学関係者)
・小学校向け タブレット活用支援に教員を派遣している
プログラミング 先生方、児童それぞれを対象にして
・子ども大学
1自治体、3大学が連携
小学校4~6年を対象に、大学で講義の一部を実施
・リカレント教育にも力を入れている
・授業として1、2年生対象の「教養ゼミ」を開校
・ある自治体の外国籍の児童を対象にプレクラス支援を調整中
(私→Eさん)
・大学生が小学生に教えるということはやっている?
Eさん
・大学生による児童支援の取り組みはない
Cさん
・子ども大学はとやまではどういうことをやっている?
Eさん
・各大学で異なる
・うちの大学では「はてな学」として「スノードーム」を扱った
・過去には子ども大学はとやまを、地球観測センターに見学にもいったことがある
私
・プログラミング教育のために適した学年というのはあるか?
Bさん
・情報教育の年齢が下がってきている
・10代前半でも
・プログラミングはキーボード入力が必要。アルファベットも使うので、中学生くらいからがいいのでは
Dさん
・これまで出たことはだいたいどこの大学でもやっている
・コンソーシアムとして何を目指すか
・地球観測センターでの公開授業をやるのもいい。各会員が授業、ワークショップを提供するなど
私
・地球観測センターの利用、企画そのものはRESTECでできる?
・イベント系でいうと、高校から地域と一緒に文化祭をやりたいという提案もあった
Cさん
・カリキュラムをつくってJAXAで承認されれば
Eさん
・機能別消防団の高校版をつくったらおもしろいのではないか
・ここから武蔵コンソーシアムとしてのバックアップ
・TJUPで機能別消防団を結成している(5年くらい前)
大学ごとに、担っている役割が違う
無理なく、危険ないところ
登録している中から行ける学生が参加する
私
・学生の入れ変わりがあるので、引継ぎされる中で自然に防災教育が行われていくのがおもしろい
Eさん
・機能別消防団は埼玉県が一番多い
・自営業者が減っているため、地元にいる人で
私
・小学校向けの機能別消防団の取り組み紹介をするのもいい
・企業の機能別消防団はあるか?
Eん
・企業の機能別消防団はわからない
・企業の機能別消防団があると地域ぐるみでの防災につながっていく
・うちの大学の避難訓練は地域と一緒にやっている
私
・小中学校、高校、大学、企業と機能別消防団が広がれば、埼玉県の文化としての防災における共助の仕組みができるかもしれない
Eさん
・地元の消防団の成り手がいない
・昼間、地元に一番いるのは学生。だから機能別消防団という発想
Cさん
・災害の実績をベースにして考えるより身近になるのではないか
・数年前の台風19号で河川氾濫
・なぜ氾濫したか?
・身を守るために何が必要か?
・自分たちができることを考えるきっかけとして
Bさん
・ITと組み合わせると
・データを活用して、データを集める、リアルタイムで見られるようにする
Cさん
・それを一緒に考えること自体がプロジェクトになる
Dさん
・ICTを使った防災訓練を毎年行ってます。
・どういう組織や機能があるといいか
・行政や地元の人も参加している
・それぞれの分野でどういうことをやっているか、どういうところが足りないかを洗い出す
・避難者をどういうプロセスで対応するか
・大学やNPOが連携して実施している
・10年前にはじまった
Eさん
・地域教育考えたとき、部活動の地域意向の問題が注目されている
・運動部だけでなく、文化部もある
・天文部などの受け皿になれないか
・どんな部活の受け皿になれる可能性があるか
【まとめ】
①授業系
・防災、世界の文化、プログラミング、環境など、各会員の専門分野における出前授業やワークショップを企画する。
・各小中学校、高校での実施、地球観測センター公開講座の利用も考えられる
②イベント系
・地域に開かれた文化祭
③防災教育
・機能別消防団
・小中学校、高校での取り組み紹介など
④部活動の地域移行
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盛りだくさんな意見交換となりましたが、「教育」という大テーマの次に来る中テーマがいくつか見えてきました。
時系列、段階的に考えると、これらはすべてつながっていきそうな気がします。
こうした取り組みは一過性のものにせず、継続してこそ効果を発揮するので、継続できる仕組みになるように分科会で引き続き議論を重ねていきたいと思います。
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