まなびしごとLABの風間です。
こんにちはー!

2025年2月23日(日)、久しぶりに埼玉県立川の博物館を訪れました。

お目当ては公開期間中の企画展「麦の国さいたま」でした。

川の博物館にはこれまで何度も訪れていますが、「麦」という切り口で眺めると、いろんな学びがあって楽しかったので備忘録として書き留めておきます。

人と地域の関係性を学ぶ

埼玉県で麦の生産が盛んになったのは、「麦翁」と呼ばれた権田愛三さんの存在が大きいことが分かりました。

「麦翁」という響きがかっこいい・・・。

やはり何か地域で大きな変化が起こるときというのは、人の存在が大きいのだとつくづく思います。

それと地域ごとの特性。

その土地その土地に合ったやり方を追究していく人の存在、そしてその人を支える人たちの存在、それらの行動の積み重ねによってできていく歴史や文化や産業、そしてそれによって地域が少しずつ変わっていくんだなあと。

地域は、その地域ごとに必要な変化を繰り返しながらつくられてきたものです。

地域でしごとをする上では、そうした地域性や歴史はしっかり押さえておく必要がありますね。

何度学んでも学びすぎることはありません。
これからも学び続けたいと思います。

現代によみがえる「麦ストロー」

歴史があれば、当然ながら、それらの上に新たに生まれてくるものもあります。

麦関連の展示の中に、ときがわ町の友人たちがつくっている「畑のストロウ」が展示されていました。

かつて使われていた麦ストローを、SDGsの観点から今だからこそ必要なものとして新たに生み出しているのが素晴らしいと思います。

歴史的な営みにとどまらず、現在にもつないでくれる展示を見て、非常に嬉しくなりました。

続けることの大切さ

一方で、起業家としての学ぶところもありました。

「麦翁」権田愛三さんも、かつて商品代金を請求できずに、借金を抱えて事業を存続できなくなってしまったということが解説されていました。

その後、研究的な役割に転じるわけですが、一度、事業としては失敗しているわけです。

業種の違いはともかくとして、地域にとって必要な「良い事業」だからこそ、適正なお金をいただいて、しっかりと事業を続けられるようにしないといけないのだと感じます。

それが経営者としての責任であって、努力し続けなければいけないことです。

しっかり肝に銘じたいと思います。

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