まなびしごとLABの風間です。
こんにちは!

2024年9月21日(土)、3連休の初日ということもあり、家族でお出かけがてら長瀞町まで足を延ばしてみました。

高速を使えば家から1時間ほどで長瀞まで行けてしまうんですね。
長瀞は埼玉県内で希少な(?)観光地の一つなので、普段とは違うまちづくりの形が見られそうでワクワクします。

今回、訪れた場所は以下です。

  • 埼玉県立自然の博物館
  • 大わらじ(フセギ)
  • 岩畳通り商店街
  • 大黒屋(ランチ)
  • 長瀞珈琲焙煎室
  • 長瀞岩畳
  • 八幡家(カキ氷)

当日の様子を以下、書き留めておきます。

埼玉県立自然の博物館

長瀞町へは何度も来たことがあるのに、埼玉県立自然の博物館はこれまで訪れる機会がありませんでした。

県立とはいえそこまで大きな博物館とはいえませんが、展示の密度が濃くて内容が充実していて見応えがありました。
博物館好きにはたまりませんね。
なんで今まで来ようと思わなかったのか不思議です。

印象深かったことの一つ目は、長瀞が県内初の名勝・天然記念物に指定された経緯に関する解説パネル。

そこには、長瀞が名勝・天然記念物に指定されたのは「学問と観光の両方の盛り上がりがあったため」という記載がありました。

学問というとどうしても小難しい、とっつきづらい、机上の空論というイメージもありますが、理論で補強するという役割もあるのですね。
学問が果たす役割と可能性に改めて気づかされました。

もう一つ印象に残ったのは、パレオパラドキシアという海生哺乳類の化石。

埼玉県固有の生き物というわけではなく、世界中で生息していたされ、国内でも数か所で発見されているそうで、秩父で発掘されたものが世界で2例目だったといいます。
詳しい生態はまだ明らかになっていないそうで、パレオパラドキシアは「謎めいた古生物」という意味なんだとか。

パレオパラドキシアが名前の由来となった秩父鉄道を走るSLパレオエクスプレスのことは知っていましたが、パレオパラドキシアがこういう生き物だったということは恥ずかしながら初めて知りました。

自分が住んでいる地域のことを知らないというのはすごく恥ずかしいことだと反省しました。
それに地域のことを知ればもっともっと暮らしや仕事が楽しくなるに違いありません。
改めて埼玉県のことをもっと知りたくなりました。

大わらじ(フセギ)

自然の博物館から岩畳へ向かう途中、「長瀞に来たらここは外せないから、写真撮らせてー」という妻のリクエストを受けて、国道沿いに立てられている「大わらじ」に立ち寄りました。

長瀞町の大わらじは、悪疫退散や無病息災を祈る伝統行事「フセギ」の一種で、地域によってさまざまな形態があります。

この地域では、集落に侵入しようとした疫病神が穴をのぞき「こんな大きなわらじを履く大男がいるのか」と驚き退散すると伝えられているそうです。

おおわらじを撮影する妻を撮影しておきました笑

岩畳通り商店街

駅前通りから岩畳へ続く岩畳通り商店街を歩きます。

歩道が広くとられていて、線路を越えると歩行者専用になっていました。

道路の両サイドに新しいお店と昔ながらのお店が程よく混在していて、歩きながらいろんなお店を眺めるのが「楽しく」感じられました!
もちろん全部のお店に入ったわけではないのですが、歩いているだけでも「楽しい」です。

これがウォーカブルということなのかな。

中にはシャッターが閉まっているお店もありましたが、次のお店がオープンの準備をしているそうです。

その話を聞いて、観光地で商売をする場合と、そうでない地域で商売をする場合との違いに気づきました。

当たり前のことかもしれませんが、観光地には既に「お客さまがいる」ということ。

つまり、地域には観光客というお客さまが来ているので、あとはそのお客さまにお店に入ってきてもらうことを考えればいいということです。
(もちろん、そのお店固有のお客さまを呼ぶという選択肢もあるにしても)

そもそもお客さまがいない地域では、まずそこにいないお客さまをいかに集めるかを考えなくてはなりません。
また、相手にするお客さまが外から来る観光客なのか、地域に住んでいる方なのかでも異なります。

観光地かそうでないかではまったく考える方向性が違うので、きちんと分けて考える必要がありますね。

大黒屋(ランチ)

長瀞といえば、私たち夫婦の中では「くるみそば」。

そして長瀞でくるみそばといえば「大黒屋」さん。

初めて行ったときの味が忘れられず、長瀞に来ると必ず足が向かってしまうお店です。
あれは本当に感動的なおいしさでした。

過去の記憶は美化されるのか、最初の頃ほどインパクトはないものの、くるみ汁の濃厚さは健在で、たっぷりつけると食べ終わりにはほとんどツユが残りません。

また新そばの時期に行きたいなあ。

長瀞珈琲焙煎室

次に向かったのは「長瀞珈琲焙煎室」さん。

妻が月3万円ビジネスで知り合った方が新たにオープンしたお店だそうです。

もともと居宅の2階でコーヒーの焙煎を始めたそうですが、クラウドファンディングを経て、ついにお店をオープンしたんだそうです。
しかもほとんどDIYでつくられたんだとか。
おめでとうございます!

お店の規模感がパーソナルスペースのようで居心地がよさそうです。

コーヒーゼリーミルクは飲みやすくて、息子氏があっという間に飲みほしてしまっていました笑

お店のある場所は岩畳通りから少し入った路地沿いにあって、すごく魅力的な場所でした。
しかも前面道路は歩行者専用通路になっているそうで、幅員も広く、いろいろな使い方ができそうです。
めちゃくちゃ可能性を感じました。

岩畳通りとの交差部に新しいお店もオープンする予定があるとのことで、今後も楽しみですね!

長瀞岩畳

岩畳通り商店街をまっすぐ進み、景勝地となっている長瀞岩畳へ。

名物となっているライン下りだけでなく、岩の上にも多くの観光客の姿が見られました。

あるだけならただの(といっては失礼ですが)自然景観ですが、岩畳通り商店街のように商店が張り付くことで地域の経済が動くのだと感じました。
当たり前のことかもしれませんが、その営みに非常に興味があります。

地域の資源とビジネスの両方があって観光地が形成されていて、両者が相乗効果を得られるようなビジネスを考えるのは楽しいでしょうね。

今回はライン下りはやりませんでしたが、今度訪れたときはぜひやりたいと思います。

八幡家(カキ氷)

長瀞町で有名な食べ物といえばカキ氷。

特に阿佐美冷蔵さんの天然氷を使ったカキ氷が有名です。

お店では「八幡家(やはたや)」さんが好きでよく行きます。

こちらのお店で使っている氷も阿佐美冷蔵さんの天然氷だそうです。

こちらはカキ氷は見た目のインパクトもさることながら、お店も好きなんですよね。

レトロなおもちゃも販売していて、カキ氷ができるまでの間、眺めているだけでも楽しいです。

もちろんカキ氷もおいしいです。
今回は息子氏の希望で「マスカット+ミルク」を注文しました。

この「+ミルク」が大正解でした!

カキ氷の山を崩さないように、上から優しくすくって食べていきます。
おいしかった!

回り切れませんでしたが、そのほかにも魅力的なお店がたくさんありました。
今後のためにチェックしておかなきゃですね。
(後で見返したら、全部食べ物屋さんでした笑)

身も心も長瀞町小旅行を満喫した1日でした!

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