まなびしごとLABの風間です。
こんにちは!

2024年10月22日(火)、埼玉県立坂戸高校1年次の「総合的な探究の時間(総探)」で、今年度の目玉となるプロフェッショナル講話の3日目。

プロフェッショナル講話とは、探究学習のサイクルを意識しつつ、各分野のプロフェッショナルな講師の方をお招きして直接お話をお聞きすることで、プロの意識や考え方などを学び、自分の興味を探ったり、今後の生き方・学び方などの参考にしたりしてもらうことを目的とするものです。

10月から11月にかけての計4回の授業に各日4人、合計15人(1コマは未定)の講師の方々に講義を行っていただくという充実のプログラムです。

プロフェッショナル講話(3日目)

今回は以下の講師の皆さまにご担当いただきました。

現場での気づきを備忘録として書き留めておきます。

手漉き和紙たにの 谷野 裕子さん(和紙職人、伝統工芸士) 
 タイトル「和紙を知る 温故知新」

・0から1をつくるのは大変だけど、苦しくても続ければ次は0.5から始められる
・時代とともに変化させ、受け継がれてきたからこその伝統
・和紙を漉く職人だけでなく、原料をつくる人、道具をつくる人、それを応援してくれる地域の人たちなど、いろんな人たちとの関係で成り立っている
・身近なようでいてあまり知られていない和紙、伝統工芸品の世界に、真剣に聞き入っていました

②米澤 麻里絵さん(フリーアナウンサー) 
 タイトル「高校生のためのモテ講座!」

・男子生徒が6~7割
・「モテたいですかー?」の呼びかけに、「おー!!」と応じてくれた男子生徒の皆さん。ノリの良さも楽しさをつくるためには大切だなと思います。
・講座の最後でどう変わったのかを数人の男子生徒が実証。姿勢、声の高さ、スピードなどを気を付けるだけでこんなに印象が変わるんですね。教室だけでなく、廊下で見ていた先生方もびっくりしていました。

鈴木 詠介さん(ときがわホースケアガーデン) 
 タイトル「馬の耳に念仏をどうきかせるか?」

・馬と人との関わりから、コミュニケーションの仕方を学ぶ
・声に出さなくても意志は伝わる
・大事なことは伝えようとする気持ちと意思表示
・そうすれば相手もそれを受け取ってくれる
・一人が馬役、一人が騎手役になって、馬役は目を閉じて、騎手役は棒と紐を使って進んでほしい方向をどう伝えるかの体験

北川 麻衣子さん(画家)
 タイトル「人と関わる展覧会」

・幼稚園の頃から、この道(画家)に進むことしか考えていなかった
・競争が好き。分かりやすく「一番」になれる
・シンプルな考え方が好き
・絵を描いていればいいわけではなく、いろんな人と関わる
・来年、パリでの個展用に書き溜めているものを展示
・画廊しか見ることのない、絵の裏書きもじっくり見られた
・全体では質問しづらいが、個別に質問する姿が見られた
・芸術系の大学に行っても、進路は一つではない

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プロフェッショナル講話は今回が3回目。

準備が大掛かりなものもあり、たくさんの先生方にもご協力いただきました(本当にありがとうございます!)

毎回、生徒さんたちに記入してもらう振り返りシートを読んでいると、それぞれいろんな気づきや学び、これから参考にしたい・やりたいと考えていることなどが出てきているのを感じます。

なかなかすぐに「コレ!」という一つのものが見つからないかもしれませんが、少しでも興味を持ったことに一歩を踏み出すことから始めてもらえるといいなと思います。

お忙しいところご準備いただいた講師の皆さま、ありがとうございました!

次回はいよいよプロフェッショナル講話の最終回。

そして1年間の総仕上げに向けたワークも準備していきます。

これまでのプロフェッショナル講話の様子

1日目の様子
埼玉県立坂戸高等学校1年次でのプロフェッショナル講話がはじまりました!~1日目~(2024年10月3日) – まなびしごとLAB (manabi-shigotolab.com)

2日目の様子
埼玉県立坂戸高等学校1年次でのプロフェッショナル講話 ~2日目~(2024年10月10日) – まなびしごとLAB

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