ときがわファクトリー初主催「DIY×アウトドア」WS
2021年11月14日(日)午前に、ときがわ木材活用に取り組むチーム「ときがわファクトリー」主催による初イベントとして、DIY×アウトドアワークショップを開催します。
※ときがわファクトリーの詳細はこちら。
今回のイベントは、ときがわ町の林業、木工、建具、和紙などの職人さんたちの連携による観光コンテンツづくりに取り組む連携体「ときがわネットワーク」の事業の一環として実施しています。
「1本の木を使い切る」ことをコンセプトに、建材を製材したときに端材となる丸太を使って、丸太の形をそのまま生かした薪棚をつくるワークショップです。
素材を切りだす「木取り」から最終完成品まで、1本の木を意識しながら自分の手でつくることで木を感じてもらいたい。
そんな想いから企画しました。
素材となるキット制作に思いのほか手間がかかるので限定3組で募集をしたところ、3組すべて埋まり一安心です。
1組に1つずつ作ってもらうので、この日は3組分のキット+見本となる棚1つを制作しました。
WS準備とモックアップ(実物大の模型)の様子
まずは製材所で丸太の木取りから。
やまなおさんにお願いして事前にカットしてもらいました。
(やまなおさん、ありがとうございます!)
私たちはカットされた素材の皮むき。
杉は皮がむきやすくて、おもしろいほどポロポロとれます。
これならお子様でも皮むきを楽しめそうです。
断面にヤスリをかけたら、いったん丸太に復元してみます。
ノコギリの刃の厚さ分はどうしても短くなってしまい、復元に一苦労。
こんなに高さの違いが出るんですね。
にしてもこのスライスされた丸太・・・なんだかハムとかパンみたいでおいしそう笑
見ているとお腹がすいてきました。
お次はときがわ町の木工体験工房に移動して、モックアップづくりと部材にカンナかけです。
その前につかの間の昼休憩。
「あたご」さんで大好きなカレーうどんをいただきました。
(もちろん汁まで完食ですよ!)
木工体験工房では野あそび夫婦の青さんも合流。
いったんみんなでモックアップづくりで工程を確認します。
カンナかけ、背割り、ネジどめ・・・久しぶりの工作で楽しいです♪
若手2人はその間も「こうしたら良くない?」とどんどん改善案が出てきます。
頼もしいです。
こうやっておもしろがりながらも真剣に取り組んでいる様子を見ると、私も大いに刺激を受けます。
1時間ほどかけてようやく完成!
以前のものよりも板の厚さを薄くして、直径も小さな丸太なのでかわいらしい仕上がりになりました。
あとは役割分担して残り3組分の丸太の部材にカンナかけと背割りを施していきます。
作業開始から2時間ですべての作業を終えることができました。
慣れない作業に私は少し疲れましたが、若手2人は「思ったより早く終わった」と余裕綽々です。
若さ・・・。
これで安心して14日の本番が迎えられそうです。
(アイキャッチと4枚目、5枚目の写真は青さんが撮影してくれました。さすがクオリティ高い!)
モックアップとは?
ちなみに建築専攻の若い2人が「モックアップ」と盛んに口にするので調べてみました。
モックアップとは「木でつくった実物の見本となる模型」をいうのですね。
初めて知りました。
はっ、これが本当の「木(モク)アップ」か・・・!
そして「木(キ)ット」か。
最後にくだらないダジャレを思いついてしまう私でした。
ときがわファクトリーメンバー
ときがわファクトリーは以下の6人のメンバーからなる、ときがわ木材活用チームです。
- 日本初のキャンプ民泊NONIWAを経営する野あそび夫婦の青木達也さん(青さん)
- 一級建築士を取得し、目下フリーの建築家として空き家活用を検討中の永田伊吹さん(いぶき)
- 鳩山町でシェアアトリエniuを運営する小西隆仁さん(コニー)
- ときがわ町で製材業を営み、森林や木材活用に取り組む山口直さん(やまなおさん)
- 副業で自伐型林業に取り組む岡本佳章さん(おかもとさん)
- 私
それぞれのリソースを活かしつつ、楽しみながら活動していきます!