まなびしごとLABの風間です。
こんにちは!
2024年5月20日(月)ときがわ町大野地区で、ときがわ山椒栽培協議会主催の山椒収穫イベントに参加しました。
ときがわ山椒には以前から興味があったため、楽しみにしていました。
この日は朝から雨が本降りで開催が危ぶまれましたが、10時には落ち着くはずという主催者判断で決行することに。
カッパを装備し、心配しながら会場の大野くすの木センターへ車で向かっていると雨がおさまってきて、なんと開始時刻の10時にはぴたりと止んでいました!
後から知ったことですが、山椒の収穫時期は2週間と短いため、大勢の人が参加するこのイベントのタイミングを逃すと大変だったそうです。
すばらしい判断でした!
イベントスタート!
主催者のときがわ山椒栽培協議会の皆さんの挨拶から始まりました。
印象に残ったお話をメモしておきます。
・大野地区はかつて御用炭といって、炭焼きが盛んだった
・戦後は杉を植えた。山には山椒がたくさんなっていたが、棘があるので山仕事に邪魔なため切ってしまっていた
・一方で山椒を利用している人もいた
・大野地区にはスキー場もあり、山椒を使っておでんをつくって出していた
・その後、過疎化が進んで小学校も統廃合された
・地域を活性化したいと、ときがわ活性会に特産品部会をつくった
・現在は50人が活動
・山椒に注目
・雨が多い地域で山椒栽培に適している
・山椒は牛糞のみで育てており、肥料などは使っていない
・地元小学生の収穫体験も行われた
・大野地区にお客さまが来て、地域が元気になるといい
また、埼玉まちめぐりなどで一緒に活動している上田さんもアドバイザーとして登場しました。
(上田さんの話)
・①収穫の人手をどうやって確保するか、②どう知ってもらうか、どう売っていくかの2点が重要
・収穫時期は5月の2週間くらいしかない
・本来売れるはずの山椒を収穫しないと機会損失になってしまう
・飲食店の仕入れ機会として提供し、ときがわの環境を知ってもらうとともに、お店でときがわ山椒のことを広めてもらう
・ときがわ山椒のパンフレットを作成
・町の内外にどう知ってもらうか
・町外にはしっかり価値を上げていくため、ブランド力のお店と提携していく
・町内では山椒があるのが当たり前になるように、山椒を使う飲食店を増やしていく
単なる「山椒」というモノだけでなく、山椒が育てられている環境を知ってもらう、体験してもらうことも含めて価値をつくろうとしているのがすばらしいと思いました。
さすがです!
山椒収穫スタート!
斜面にある山椒畑に移動し、約1時間、収穫に励みました。
木の至るところに山椒がなっていて、非常に収穫しがいがあります。
他の参加者の方とワイワイ話しながら収穫したり、黙々と収穫作業したりとさまざまでしたが、非常に楽しい時間でした。
恥ずかしながら、山椒の木がこんなに大きくなることも、山椒がミカン科の植物だということも初めて知りました。
また、ミカン科はチョウチョウがつきやすいそうですが、標高が高いため虫害も起こりにくいそうです。
まさに地域の特性を活かした栽培がおこなわれているんですね。
結局、1時間で1.1kgほど収穫できました。
まずまずといったところでしょうか。
ちなみに名人は4kgを収穫したそうです(!)
これにはみんなびっくりでした。
収穫した山椒は軽量して、1gあたり100円で買い取ってもらえます。
その後、欲しい方は1kg500円で買い取るシステムでした。
このやり方は良いですね!
ほかの作物にも活かせそうです。
貴重な体験をありがとうございました!
ランチは山椒弁当
収穫後はみんなでときがわ山椒をふんだんに使った山椒弁当をいただきました。
提供はいつもお世話になっているLagom cafeさん。
ごちそうさまでした!
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